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母として、

作家として、

金屋町に暮らすこと

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大寺 桂 / Katsura Otera
東京都出身。大学卒業後、NECのデザイン会社などでプロダクトデザイナーとして活躍。かつての仕事仲間からの誘いで2014年に「高岡クラフト市場街」を訪れ、高岡の職人や魅力を知る。その後、大寺幸八郎商店を営むご主人と出会い、2016年に結婚。これを機に金屋町に移住。2人の娘を授かり、子育てと家業を手伝う傍ら、錫を使ったアクセサリーづくりを始める。2018年にアクセサリーブランド「kohachiro」を立ち上げ、デザイン・制作・販売を行う。
金屋町に住む
ー初めて高岡に来たときの印象はどうでしたか?
 
「高岡クラフト市場街ってイベントが面白いから来てみなよ」 って誘われて、初めて高岡を訪れました。そのとき市場街に関わる人たちの飲み会にご一緒させてもらって、そこに高岡のものづくりに関わる職人さんたちがどやどやどやーって入ってきて(笑) 。すごいおもしろい人たちがいっぱいいるなって思ったのが最初の印象です。
いわゆる観光地のようなところへ行くのとは違って、人に会いに来れる。旅行に行くんじゃなくて、また遊びに帰ってくるような。友達に会いに来るみたいな感じの場所ができたのが高岡です。
ー実際に金屋町に住んでみてどうですか?
 
伝統ある町なのに意外と県外から来られた方もいて、金屋町は新たに住まう人に対してウェルカムな感じですね。町の人たちは、やっていること、やりたいことを応援してくれるので、全然閉鎖的な感じではないと思います。
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ー利便性・安心感についてはどうですか?

生活に必要なものがすぐに手に入る環境だと思います。救急センターや市役所、保育園や小学校、スーパーにもすぐに行けるのもいいですね。金屋町は伝統的な街並みなので、市の職員さんもすごく身近で、見守られている場所っていう安心感があります。近所の人たちも見かけたら話しかけてくれるし、子供たちも金屋町のなかを散歩するだけで楽しんでいるみたいです。
ー住空間が観光地であることについてどう思いますか?
 
店(大寺幸八郎商店)として家を開け放った時点で腹を括っている部分はありますね(笑) 。地域や住民みんなで守っている、金屋町の治安の良さだから成せることかなと思います。でもお店だけが立ち並ぶ観光地とは違う雰囲気っていうのがあるみたいで、以前来られた方に「ここは生活の匂いがするところがいい」って言われたんです。ぜひ金屋町に来て、住まわれて、ここの空気感を感じていただきたいなと思います。
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​金屋町での子育て
ー子育ての面から見る金屋町の魅力とは?
 
「児童クラブ」っていうのがあって、御印祭の町流しの練習や町内のお祭りがあったりして、子供たちが楽しめる環境があることは大きいですね。共働きが多いっていうのもあるので、それが働くお母さんたちのサポートになってると思います。それから、東京の実家に帰ると子供を公園に遊ばせに行くのにも結構歩かなきゃだけど、金屋町は町内に公園があるので、いつでも気軽に連れて行けるから子育てもしやすいですね。
ー 金屋町の人たちの雰囲気は?
 
「ようこそ来られました!」とグイグイ来られる感じではなくて、こっちからじわじわ入ってく感じかな。生活していくうちに溶け込んでいく感じ。ほどよい距離感が保たれているかなと思います。でも、観光地でもある金屋町は外から人が入ってくる環境なので、うちの子たちもお客様とお話しする機会が多くて、それで人見知りしない子に育っているんだと思います(笑)。子育てをする上でも交流が盛んな土地というのは嬉しいですね。
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アクセサリーブランド「kohachiro」
ー作家として金屋町の環境はどう感じていますか?
 また、ものづくりへのこだわりとは?

 
やっぱり職人さんとも近いし、ものづくりをしている人がたくさんいるので、デザイナーとしての交流があったり、東京にいるときよりもものづくりの現場にいるなっていう感覚がありますね。実際に、高岡の職人さんとコラボした商品をつくり始めたりもしています。
2018年に立ち上げた錫のアクセサリーブランド「kohachiro」では、柔らかい錫の素材の面白さを伝えたいっていう想いもあって、錫の魅力を活かしながら極力シンプルな表現に落とし込むことをいつも心がけています。だからデザインも、素材を触っているときに思いつくことが多いかな。模索と改良を積み重ねて、つくりながらどんどん進化させていってる感じですね。これからも自信をもって商品を提供できるように、ランクアップさせていきたいです。
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​移住を考えている人へのメッセージ
金屋町は新しいことをやりたい人に対してもとってもウェルカムな土地。なにかやりたいことがあったら、住民みんなが協力してくれる環境だと思います。「やられやられ、やってみられ(どんどんやってみたらいいよ)」みたいな(笑) 。
新しいことを一緒にやってくれるような人、なんかやるよとなったら一緒に楽しく計画してくれるような人が来てくれたら嬉しいですね。
ここに住んでることを自慢できるようないい町なので、ぜひいらしてください。


ー大寺さんありがとうございました!
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​2021のインタビューはこちらから↓
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