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家族と共に、
マイホームをセルフビルド

宮﨑 浩 / Hiroshi Miyazaki
富山県高岡市生まれ、高岡市育ち。大学卒業後、富山市内のIT企業に勤務。結婚を機に、祖母の古民家(高岡市横田町、当時、築約80年)にて新生活を始める。和室から洋室、キッチンのリフォーム、家具の制作など、暮らしやすいように自分でDIYを行うなか、マイホームをセルフビルドしたいと思うようになる。様々な出会いと縁もあって、2019年に金屋町の土地を購入。2023年より、家族と協力しセルフビルドに挑戦中。
金屋町の印象
―初めて金屋町に来た時の印象はどうでしたか?

私は中学まで宮の腰という隣町に住んでいましたので、初めの印象というよりは子どもの頃からの変化ですかね。金屋町が石畳になる前からこのあたりの裏道を走り回ったりよく遊んでいました。昔から変わったことといえば、若い人が増えてきたことです。その背景には金屋町楽市(現在のミラレ金屋町)から続く、金屋町だったり山町筋のイベントで人を呼ぼうという自治会の努力がみられます。そう言う意味では高齢化社会の中でも高齢層が元気な町だなって感じます。
―セルフビルドの場所に金屋町を選ばれた理由は何でしょうか?

高岡では金屋町とか山町筋、あとは2020年に伝統的建造物群保存地区に選定された吉久などの歴史のある町は今後も残ると思っています。色んなところに新興住宅街が増えていますが、例えば30年後のことを考えると、子どもの独立やコンパクトシティ、インフラの老朽化などの社会的な要因が合わさって、町としての機能を維持できるところは少なくなっていくのではって感じています。そうなった時にどの町が残るのかって考えると、やっぱりこういう昔ながらの町並みが残るのではないかなって。今後も受け継がれて残っていく町並みであることが、良い所であり決め手になりました。
―観光地としてではなく、居住地としての金屋町の魅力とはなんですか?

住まいのすぐ近所で御印祭やミラレ金屋町、山町筋などのイベントがあることですね。富山県や高岡市のポスターに使われるような町並みやお祭りが身近にあるので、「観光地に住む」という他にはないおもしろい体験もできるんじゃないかな。暮らしやすさという点では、高岡市はどこもそれほど差はないと思っていますが、昔から受け継がれているイベントがあることで、高齢化社会の中でも自治体が元気っていうのは強みであり、生活する上でも安心感につながると感じています。
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金屋町での住まいをセルフビルド
―ご自身で新居をセルフビルドされていますが、何かこだわりはありますか?

たくさんあります(笑)。ここは街中なので、敷地後退や建物の高さ制限などの制約があるのですが、それでも新しくできた法律とかを調べて、できるだけ広く面積をとれるようにしました。それから、地元の製品を使いたくて、高岡を代表する三協立山アルミさんのDI窓という高性能サッシを取り入れたり、高気密高断熱化したりするなどし、エアコン一台で一年中過ごせる設計になっています。他にも外から視線が入らないよう窓の位置を高めにしたり、日当たりの良い南面を居室にするためにインナーガレージを設けたりと色々工夫をしています。今は仕事の休みの日に家族で作業を進めており、子ども達も電動ドライバーを使ったりして、お手伝いをしてくれています。
―家を建てる際に、お子さんに配慮した点はありますか?

子どもが3人いるので、一人ひとり個室を作ること、将来子どもたちが独立した時に3部屋が無駄にならないよう、3部屋を2部屋にしたり1部屋にしたりできるよう考えています。あとは、子どもからハンモックとか隠れ部屋が欲しいっていうリクエストもあって(笑)。他には、子ども達の校区を変えたくなかったので、隣町の金屋町にしたことも配慮した点ですかね。
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金屋町でのこれから
―これからどんなことをしてみたいですか?
金屋町の観光に貢献できたらなって思いますね。家が完成して生活が落ち着いたら、金屋町で空き家になっている古民家をリノベーションして民宿なんかもしてみたいですね。自分と同じように建築を見るのが好きな人が、金屋町を訪れたときにこの家を見てもらうとか…一緒にお話しできたら嬉しいです!
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移住を考えている人へのメッセージ
富山県のポスター写真に使われている場所が身近にあるというのは、すごく素敵なことで誇らしいです。古い町並みという伝統的な空間と共に生活できる喜びは、金屋町に移住するとても大きな魅力だと思います。

宮﨑さんありがとうございました!
2022年のインタビューはこちらから↓

母として、
作家として、
金屋町に暮らすこと

 

2021年のインタビューはこちらから↓
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移住者の方に
​聞いてみた。

 

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